天空のからだのmiのレビュー・感想・評価

Aロルヴァケル版「大人は判ってくれない」。
子どもの目線で描き切る教会の大人たちの滑稽さには一種の批判が含まれてるように感じられる。
宗教とか教会とかだと荘厳な音楽かかりがちだけど、めちゃくちゃ安っぽい音楽（子どもたちの合唱含め）がそこらへんの片田舎の教会っぽさが出てて良かった。
監督自身に姉ちゃんがいることからも自伝的な内容なのかもしれないけど、デビュー作でここまで繊細なトーンで撮り切れるのにはただただ関心しかない。
行き止まりの先で目にする些細な奇蹟。