ジャンキーの意見

ロバート・アルトマンのイメージズのジャンキーの意見のレビュー・感想・評価

4.3
再見。多分3回目、なのにあんまし覚えてなかった。。。スクリーンでは初。

改めて見てシャイニングとかポゼッションみたいな怖さだなと。なんでこうなっちゃったのかがよくわからない、あまり説明しないからこその怖さアリ。90年代サイコスリラーブームの時とかに再評価されてもおかしくなかったとは思うんだけど、あまりに得体が知れないし分かりにくいってのも今日までスルーされてきた要因かしら。今回のリバイバルの宣伝では「女性映画」としてもアピールされていたけど、アケルマン再評価とかと並んで、現在進行形のフェミニズムによる女性表象の見直しという視点でようやっとこの映画をリアルに感じ取れることができるのかも。同アルトマン「雨にぬれた舗道」も「ジャンヌ・ディエルマン」に影響を与えたんじゃないかとか思えたし。

不気味さはツトム・ヤマシタの音響に負うところ大。武満的な音づかい好き。