Haman

モンキー・シャインのHamanのレビュー・感想・評価

モンキー・シャイン(1988年製作の映画)
4.0
単純にお猿さんがクソかわいいジョージ・A・ロメロのモンキーパニック。
事故で全身不随になった男の身の回りお世話係としてスーパー介助モンキーを雇う話。この猿は投薬によって知能指数を爆上げした実験動物なので案の定のやつ。

投薬注射を繰り返すうちの副作用かテレパシーの様もので主人公と猿が精神的に同化していき、主人公の抑えられない怒りが猿を殺人へと駆り立てる。信頼関係と共依存の大暴走。
そこから主従関係の逆転劇にまで発展するのだけど、この映画の人間対人間も猿山の大将よろしく、誰もが誰かを支配したい構図が見てとれるから猿だろうが人間だろうが大した差はない。むしろ人間のエゴで生まれた猿のほうにどうしても純粋さを感じてしまう。というか猿がかわいすぎる。

文明的な手段で人間を殺める獣とそれに対して獣のように反撃する人間の対比にとってもときめいてしまったのdeath。
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