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私の少女時代 Our Timesのmemoのレビュー・感想・評価

私の少女時代 Our Times(2015年製作の映画)
3.9
コメディで見せるふたりの出会いから、惹かれるのにすれ違うという切ないトーンへの変化がうまくて自然と入り込める。やりすぎなくらいのキャラクターや展開、特にスケート場で喧嘩勃発するの、あほあほ最高で爆笑した。案の定すぎるでしょ!

不幸の手紙にまつわる場面もどれもよい。一緒に勉強したあと暗い夜道を歩いて帰るシーンが特に好き。あと、生徒たちがおかしいものはおかしいと次々と団結して訴えかけたり、声を上げようと行動したりする姿もよかった。前後の描き方も丁寧。

台湾の青春映画はキラキラきゅんきゅんだけでなく、学校の厳しすぎる指導や体罰、生徒たちの反抗もよく出てきて、まだ勉強不足だけど台湾の歴史や社会との関係を色濃く感じられてよい。
必ずといっていいほど日本ポップカルチャーの固有名詞も登場して、そこまで浸透しているものなのか、といつもびっくりする。(今回はnon-no、内田有紀など)
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