ナチス関連の作品はやっぱりドイツ映画ですね。ナチスの極悪さをしっかりと表現してました。でもヒトラーは出て来ませんでしたが…
舞台は第二次世界大戦下でナチス占領下のリトアニア(バルト三国の一つ)にあるユダヤ人強制居住区(ゲットー)。実話ベースで、主人公はユダヤ人だが、ゲットー内のユダヤ人を取り締まる「ユダヤ警察」の一員。ゲットーにいる同胞を助けるために尽力(劇団の再生、密輸を見逃す、収容所送りをなるべく減らすなど)するが…
今回の作品のMVPは間違いなくナチスの青年将校です。田舎のヤンキーばりに理不尽な要求をするし、そしてツンデレ…もう理解不能…その演技がハマってましたw
残念だったのは、セリフが全て英語だったことです。リトアニアが舞台なので仕方ないのですが、せめてナチスの軍服を着た人達はドイツ語にしてほしかったです。「働け!」とナチスの将校に英語で言われる(「ワーク!」)よりもドイツ語(「ア-ルバァァイトゥ!)の方が迫力ありますし…(^_^;)
あと、美しすぎる女性歌手の出番が思った以上に少なかったことですかね…「暗い日曜日」のヒロインでそれ以来ファンになってしまったので…(//∇//)
ホロコーストの作品だとただひたすら悲惨なものが多いですが、こちらは「絶望の中でも安らぎや希望を探す」人達が映し出されてるのは良かったとと思います。