てるる

プリズン・フリークのてるるのレビュー・感想・評価

プリズン・フリーク(2006年製作の映画)
3.5
ハリウッドコメディはどうしても日本人のツボに合わない部分も多々あるので劇場公開されない作品が多いけど、DVDスルーされてても隠れた良作が結構あったりする。
これもそんな作品の一つ。

主人公は8歳で有罪判決を受けたジョン。自分を刑務所に入れた判事に復讐しようとおもってたら既に死んでたことが判明。代わりにその息子ネルソンを苦しめるために無実の罪を着せて刑務所送りにする。
そしてネルソンの苦しむ様を間近で楽しむために自分も慣れ親しんだ刑務所に舞い戻るというコメディ映画らしい無茶苦茶な展開!
でもネルソンが意外な適応力と運で刑務所でのし上がり、事態は思わぬ方向へ…

正直、主人公は基本が逆恨みクズ野郎なので全く感情移入出来ないけど、個性溢れるムショ仲間達が面白い。
ネルソンには「ニンジャ・タートルズ」でコメディリリーフなのに声だけ異様に渋かったウィル・アーネット。
こんなんに出てたのかーな暴走ネオナチ野郎のマイケル・シャノンや、ロマンチストでネルソンに惚れてしまう黒人グループのボスがツボ。

この黒人ボスどっかで見た事あるなーと思ってたら、テレ東で放送されてた海外ドラマ「ヒューマン・ターゲット」のシャイ・マクブライドだった!密かに好きなドラマだったのでちょっと得した気分になりました!

欲を言えば、あの横暴な刑務所長や看守にも一泡吹かせるようなエピソードもあれば最高だったのにー!
でも何も考えずに観られるて90分以下という優秀なコスパ。くだらないコメディが好きな人はレンタル屋で見かけたら手に取ってみて欲しい。

紹介してくれたじゅんPありがとです!
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