Omizuao

牛泥棒のOmizuaoのレビュー・感想・評価

牛泥棒(1943年製作の映画)
1.3
愛する妻へ

事情はディビスに聞いてくれ
僕を助けようとしてくれた
他にも善人は居るが、皆自分を見失っている
彼らを気の毒に思う
僕はじき死ぬが、彼らは罪を背負って生きていく
私刑など間違っているし、必ず多くの人を傷付ける
それはあらゆる法に背く行為だ
法とは単なる言葉ではなく、それを実行する人々でもない
法とは正義や善悪についての人間の英知
人間の良心そのものだ
良心が無ければ文明など育たない
神に触れられるのは両親を通じてのみだ
我々から良心を奪ったら何も残らない
子供たちにキスを 君たちの幸せを願う  

ドナルドより





展開が胸糞過ぎたので評価自体は低いですが、今の世の中にもある「冤罪」「消えない罪」「決めつけ」「集団心理の恐ろしさ」「根拠の無い中傷」「脅迫」「法の価値」「家族への無条件の愛」についてのメッセージ性を感じる映画でした。
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