法
無言と対立の語り方が上手いから、最初から最後までずっと同じことを言ってるだけの停滞映画であることを忘れてしまう。自警団の連中が一斉に無言でタバコに火を点けヘンリー・フォンダを庇う、多数決シーン…
西部劇はリンチの恐怖を基本的に描いていると思うけど、どの西部劇のリンチの描写よりも丁寧にそして怖く人間を描ききっていて素晴らしい。ショットもいいし画もきまってる。
気まずさを超えた気まずいラストも好…
これは良い味する
最初と最後、馬に乗る2人と犬の構図を全く一緒にしている「蜘蛛の糸」的構造。
色々あったけど……と思いを馳せつつ自分の世界に戻してくれる。
まず酒場での会話が良い。ここがもう他の…
SNSの言論空間のような西部劇──非常に後味の悪い傑作だった。牛泥棒の疑惑をかけられた3人のよそ者がカウボーイたちによって私刑に遭う。法も宗教も良心も、大勢順応の愚衆化を止めることはできない。“吊る…
>>続きを読むある人物がレイプ事件をおかした。被害者の友人たちは加害者をリンチし、その人物が属していたサークルで2度と活動しないことを(脅しにより)誓約させたという。
加害者が悪いのは前提として、そんなことを誓…
一方的に正義感を振りかざす民衆が自警団を結成し無罪の人間を追い詰めるという、ラングの映画にも通じるような集団心理の怖さを存分に感じさせる映画。あまりに現代的な話で辛くなったがめちゃくちゃ面白い。自警…
>>続きを読むイーストウッドのオールタイム・ベストらしい
確かに見た後の気分がイーストウッドの映画と似てる
許されざる者とか陪審員2番は完全に影響を感じる
ヘンリーフォンダは相変わらず良い演技
短さにしては展開…
ウィリアム・A・ウェルマンの映画には堅固な主題がある。それも明らかな主題と隠れた主題がある。この作品の明らかな主題は正義と群集心理。牛泥棒と速断して決めつけ自警団という正義が誕生する。反対意見は排除…
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