ねるねるねるね

牛泥棒のねるねるねるねのネタバレレビュー・内容・結末

牛泥棒(1943年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

終盤で真実がわかったこと、それを知った直後に私刑に加担した人々の顔が青くなって自責の念に駆られたのがせめてもの救い。おそらく彼らは普段は凶暴な人々ではなく、顔見知りが殺人の被害に遭い、それがフロンティア精神を持ち合わせる彼らを凶行に駆り立てたのかもしれない。劇中のシチュエーションで、ヘンリー・フォンダが冷静な精神を保てたのはよそ者だったからだろう。彼の家族や知人、隣人が同様のケースに巻き込まれたら、おそらく彼も狂気の面を見せるかもしれない。