ウィリアム・A・ウェルマンは『つばさ』しか見てなかったけど、流石に傑作。カメラがフィックスではなくパンやドリーが多用されていて同じ時代の西部劇より古典派な印象がある。『つばさ』もトラッキングショット…
>>続きを読む原題: The Ox-Bow Incident
1943年 米国
監督: William A. Wellman
脚本: Lamar Trotti
原作: 同名の小説
出演: Henry Fonda…
終盤で真実がわかったこと、それを知った直後に私刑に加担した人々の顔が青くなって自責の念に駆られたのがせめてもの救い。おそらく彼らは普段は凶暴な人々ではなく、顔見知りが殺人の被害に遭い、それがフロンテ…
>>続きを読む 初鑑賞です。
字幕版です。
NHKのBSでの放送を録画しました。
いい映画でした。
考えさせられる作品でした。
①印象的な点
・集団の暴走
本作は「とある人物が殺されて牛を盗まれた」…
連れていた牛を奪われたあげく、仲間の1人が殺されたという情報を発端に、その犯人を見つけ出し…ってストーリーで1時間弱で短くまとまっていて観やすくて傑作だった
集団心理の怖さが如実に描かれていて、その…
よくできた映画だなぁ。余計なものがないというか無駄がない。
ちょい胸糞だけど…
追記
たしかに今のTwitterと同じ構図だ。
根拠もなく私刑に走って気持ちよくなる。事実かどうかはどうでもいい。
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75分の長くはない時間にいろいろなエッセンスが詰まっていた。
冤罪をメインテーマにして当時から黙秘権を含めた裁判制度があったこと、自警団の存在と実質認められている私刑、キリスト教の存在や寄付の制度…
現代のネット炎上に通じるところがあるな、なんて思いながら観ていた。状況証拠的に絶対クロだなって決めつけて、大勢で(文字通り)吊るし上げる。でも実はシロで、裁判の必要性を訴えてた少数派が正しかった。
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