ヘロヘロ

傷だらけのランナーのヘロヘロのレビュー・感想・評価

傷だらけのランナー(1990年製作の映画)
2.5
監督はアジア系アメリカ人監督のSandy Tung
ブラピのブレーク前の作品
共演は『チャンプ』(1979)の子役リック・シュローダー君
ブラピはこの時すでに26歳を過ぎているけど高校生役が出来るほど若々しく綺麗なお顔です。
映画冒頭から五月蝿いくらいに流れるロックの劇伴が0年代以前のチープな青春ジャンル映画への郷愁を掻き立ててくれます。
こういうの嫌いじゃないです。

でもでも、脚本がね、クソです。
兄弟愛、親子関係、友人関係の全てが中途半端で倫理的に問題があるこの脚本はしょーも無いレベルです。
兄弟を演じた2人の役者は良かった。
特にリックシュローダーは物語から浮きまくっているブラピに比べて落ち着いた演技で、人格に影を持つ人物の演技はリバーフェニックスを彷彿させます。
因みにリックシュローダーとリバーフェニックスは1970年生まれの同い年

シーン/
海辺で父の思い出を兄弟で語り合うシーン
物語はどうしようもないんだけど、こういう良いシーンがあるので救いがある作品ではある

ブラピが自分の能力の限界に気づいて打ちひしがれるロッカー室のショットのロッカーとシルエットのブラピが美しいシーンでした