まるだし

裏切りのサーカスのまるだしのレビュー・感想・評価

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)
3.5
鑑賞回数:2
物語:★★★☆☆ 3.5
配役:★★★★☆ 4.5
演出:★★★☆☆ 3.5
映像:★★★☆☆ 3.5
音楽:★★★☆☆ 3.0
再見:★★★☆☆ 3.0

「君はどちら側に忠誠を誓っている?」

上司からの勧めで鑑賞
冷戦下のイギリス秘密情報部(サーカス)内に潜むモグラ(二重スパイ)を、引退した諜報員が暴き出すといったお話
設定、時代的にも非常にアナクロで、近年のド派手さが売りのスパイ映画とは一線を画すシブさ
秘密道具も特別なアクションもなし
(飛んでるハトを定規で叩き落したり、オッサンが川を泳いだりと、よく分からんのはあった)
このキャストでなければ出せないであろう、重く密度のある空気感に惹きこまれる
面白いのだが、敢えて多くを語らず仕掛けも些細で、とても1回観ただけでは全てを理解できないという点で好みが分かれそう
2回目を観た時の 構成の巧さへの感心と納得感は他の映画では得られにくい面白味だが、反面に何か意味があると思いつつも分からない1周目の序盤は やや退屈
個人的には1回で明快な映画の方が好み
金髪でお坊ちゃんみたいな髪型のカンバーバッチが少し新鮮だった
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