私が10代の時にM TVか何かでたまたま観たのがブレディ一家の映画です。

当時一緒に観た姉とどハマりした記憶があって、もう一度観たくて姉に「街中でいきなり歌い出して周りに白い目で見られるハッピーな家族のあの映画ってタイトルなんだっけ？」ってLINEしたら姉もちゃんと覚えていたくらいお気に入りだった作品です。

当時のM TV面白かったなぁ。ブレディ一家の他にも黒人の家族のドラマや兄妹でバンドをやってる家族のドラマがやっていて、何よりシンプソンズがやってた！あとはビーバスandバットヘッドも大好きでした。

1995年に1970年を見事に融合させてる。
この手の作品で滑るパターンとして、70年代のここが面白いという部分をそのまま現代にぶち込み現代風に味付けを変えて現代人に強制的な笑いを取り来る。現代人からすると説明聞かされているようでシラケるだけ。かといって70年代はこうだったんだよ、と見せられても知らない現代人からすると何が面白いの？となる。本作は70年代のありのままをぶち込んで特に面白く見せようなど味付けはしない。現代と比較するから現代人にもそのギャップがわかる。このギャップが生み出すユーモアが最高に面白い！そしてそのギャップの見せ方が素晴らしい。誰が見てもわかるようにそのコントラストが調整されてる。この手の映画はここがいちばん難しい！しかし本作はそれを最高のバランスに仕上げてある。
作った人はこの手の時代ギャップものの何が面白いのかを本当によく理解してるんだなー、と感心する。
私は演技力がどう、とかいう部分を気にして映画を見た事は1度もないが本作は明らかに子供達の演技力の凄まじさがわかった。
これまで映画に演技力など1ミリも必要ないと信じていた私だったが、本作の大成功は子供達の演技力が50%を占めるといえる。
構成力5点
演出5点
音楽5点
演技力10点
ストーリー5点
監督5点

結構笑った