くじら

外人部隊フォスター少佐の栄光のくじらのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

 第一次大戦は外国人部隊もあったんだっけと思って興味を持ち視聴。GYAOの説明ではフォスター少佐にスポットが当たっていたけど、正直マルコの方が活躍してた。世が世なら諜報部員に向いてるような身体能力と誘い方だった。戦争映画を期待して見るものではないかも。騎馬戦や砂漠での戦闘という珍しさはある。

 フランスの文化活動を建前に歴史を略奪する行為の自己中さがよく出ていた。また軍隊の訓練の過酷さや理不尽さが描かれていたが、それと同時にマルコの人柄の良さと能力の高さが描かれていた。(婦人へのナンパの際の身体能力の高さよ、イヤリングも駆け引き上手)
 マルコが助けた音楽家が訓練の辛さからなのか尊厳を踏みにじられたからか自殺したのが悲しい。その死体にみながタキシードを着せてあげたのに、それを脱がして軍服で埋葬するように命令する少佐もなんだかな。
 アラブ人と少佐の繋がりや、最後民族統一の踏み台になったことなど色々よく理解できない。婦人へイヤリングを返却しモロッコに残るマルコ。最後死んだ少佐のかわりにマルコが新兵の統率にあたる。(脱走は許さんみたいなフォスター少佐の言葉を言ってるけど、少佐の後を継いだんだとしても君に言う権利あるか?と思う)少佐にあまり感情移入できなかったので、想定内だが少し微妙な結末だった。
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