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レイトオータムのPaperCupのネタバレレビュー・内容・結末

レイトオータム(2010年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

これは圧倒的にタンウェイの映画。セリフ少ないのに映っているだけで画面がもつ。ここまでハードボイルドな芝居が出来る女優さんは、日本人や韓国人の女優では思いつかない。遊園地でアテレコをするタンウェイ、棺に紙の花 ( 何なのでしょう、あれ?綺麗 ) を入れるタンウェイ、レストランで感情を表出させるタンウェイetc.…。

ヒョンビンの仕事は、『女神の見えざる手』でジェシカ・チャスティン演じる主人公が利用していたエスコート・サービスというやつですかね。演技力も英語力もタンウェイには及ばないが、タンウェイに比重がかかっている映画なのでそこまで気にならないとはいえ、ミスキャスト感は否めない。日本人設定にしてオダジョーなんかどうだろう?10年前ならイケるのでは?韓国の俳優さんには、胡散臭さを出せるイケメンというのがあまりいないような気がする。ヒョンビンよりチョン・ウソンの方がハマったと思うが、いかんせん年齢が…。
 
現実か夢かよくわからなかった長いキスシーン、過剰に意味を持たせ過ぎでは。ヒョンビンには最後まで前に出ないでタンウェイに花を持たせて欲しかった。最後は「来なかった」に1票。

タンウェイと同じくらい、晩秋のシアトル、フレズノ⇄シアトルの雰囲気がよかった。
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