残像

悪の力の残像のレビュー・感想・評価

悪の力(1948年製作の映画)
4.0
これはすごいな〜。脚本はもう一つなところはあるんだけど、絵の構成を含めた演出が素晴らしい。

帽子を使った示唆に富んだアクションの連なりや、扉から漏れる光のサスペンス、タッカー宅の広がりがありつつも虚無的な空間、またその使い方。

そこに対する撮影の感性も素晴らしくて、画面の奥行き、広がりをここまで感じさせてくれる40年代の映画はそう多くはない。全編うっとり見惚れてしまった。
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