ノワール風反資本主義プロパガンダ映画みたいな感じで、何となく東欧の映画的な匂いがする。弱小胴元を買上げようとするギャングは、『素晴らしき哉、人生!』の地上げ屋のオヤジと同じ発想なわけで、所謂「悪い資…
>>続きを読む主人公がヒロインを口説くシーン。女性が去ろうとするのを男が手で引き止める度に男女が華麗にくるくる周り、まるでダンスのように動く二人をカメラが付いていく。最後に男が女を後ろの壁に寄せていくときにカメラ…
>>続きを読むエイブラハム・ポロンスキー監督作。
アメリカの作家:アイラ・ウルファートの小説「Tucker's People」を映画化したもので、ギャングの側近として働く弁護士の生き様を描いたノワールサスペンス…
不公正な賭博市場に理想を持ち込むと歪みは必然的に生じる。拝金という価値観は人の尊厳を容易く蹂躙し命の軽視まで行き着いてしまう。そんな殺伐としたところにロマンスという情感は相容れない無価値の範疇へ追い…
>>続きを読む78分でこの満足感。やはり古典はテンポが速くて面白い。そのぶんキャラクターの色付けは最低限。しかし切迫した心理の表現には切実さがあり良かった。
いい歳で違法賭博に関わっているからか不器用すぎる兄弟愛…