ラットボーイを配信している動画配信サービス

『ラットボーイ』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

ラットボーイ
動画配信は2025年10月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

ラットボーイが配信されているサービス一覧

『ラットボーイ』が配信されているサービスは見つかりませんでした。

ラットボーイが配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
J:COM STREAM
TSUTAYA DISCAS

『ラットボーイ』に投稿された感想・評価

「愛すれど心さびしく」(1968)などの女優ソンドラ・ロックの監督デビュー作。山の廃屋からロスへ連れて来られた“ネズミ少年”を描くファンタジー。特殊メイクは「スター・ウォーズ」(1977)などの名匠リック・ベイカー。実質的なプロデューサーは当時公私のパートナーだったクリント・イーストウッド。助演も兼ねたソンドラ・ロックがラジー賞を受賞。

山奥の廃屋で発見された“ネズミ少年”ユージーンは、ロサンゼルスの野心家ニッキー(ソンドラ・ロック)とその兄弟たちの手に渡る。彼女は一山当てようと画策するが、怯えたユージーンは逃げ出してしまう。。。

Rotten Tomatoesでは驚くほどの低スコアとなっていたが、それほどダメ映画とは思わなかった。序盤の演出は確かに不味い。けれどもリック・ベイカーの特殊メイクは見事で、ネズミ少年を演じた小柄な女優シャロン・ベアードの表現力は素晴らしい。ラストのガラス玉が反射する演出もリリカルで好感が持てた。

比較されたであろう「エレファント・マン」(1980)や「E.T.」(1982)との違いは、ネズミ少年ユージーンが世間から迫害されるシーンが殆どないこと。特に彼が最初にパーティーに連れていかれ人々の面前にさらされた時に、周囲のリアクションではなく彼の戸惑いに焦点を絞ってしまったのは致命的なミス。異形のマイノリティーという前提条件を示すはずの重要ポイントだけに惜しまれる。ここさえ上手く描けていたら映画の仕上がりが全く違っていたと思われる。

全く同様の失策を感じたのがデル・トロ監督の最新作「フランケンシュタイン」(2025)。同作の場合はデル・トロ監督の怪物に対する愛情が深すぎたのが仇になったように推察しているが、本作も近いものがあるかもしれない。

初期ソンドラ・ロックが助演した最大のヒット作「ウイラード」(1971)はネズミの復讐物語だった。本作でネズミ少年と猫が対峙するワンシーンは同作からの引用となる。また、その次作となる傑作サイコミステリー「恐怖の影」(1971)では、彼女は家に引きこもり金魚や人形と語るマイノリティー少女を演じている。デル・トロ監督と同じくソンドラ・ロックも、異形のものへの共感力が強く偏見や排除意識が薄いため、被迫害者のルサンチマンを描く必要性に鈍感だったのかもしれない。

本作はイーストウッド監督のプロダクションで製作され、スタッフは同監督の常連で占められている。ソンドラ・ロックの回想インタビューによると、制作途中でイーストウッドの管理介入が激しく思うように作れなかったとのこと。本作を最後に二人の12年間に渡る公私パートナー関係は終止符を打つ。ネズミ少年をソンドラ・ロック自身に重ねてみると本作の味わいが一層深まってくる。
過去鑑賞記録。
Filmarksのマーク数ゼロなのか。記念すべき1人目のレビューだな。クリント・イーストウッドと長年のパートナーだったソンドラ・ロック初監督作品。人間とネズミのハイブリッド少年に出会ったソンドラ・ロックが有名になろうと彼をテレビ局に売り込もうとするがラットボーイに逃げられ てんやわんやするハートフルコメディ映画。

アメリカじゃ興行でコケて批評家にボロカス言われソンドラ・ロックはラジー賞の最低女優賞にノミネートされて踏んだり蹴ったりの作品。故にもう一度観て観たいな。