中島晋作

バシュー、小さな異邦人の中島晋作のレビュー・感想・評価

バシュー、小さな異邦人(1986年製作の映画)
3.4
yidff2019「リアリティとリアリズム:イラン60s-80s」
アミール・ナデリによれば、彼の映画スタッフをバハラム・ベイザイの現場に貸し、制作をけしかけたという。
イラン・イラク戦争により家族を失った少年が、ペルシャ湾岸からカスピ海沿岸に逃げてくる。PTSDに似た症状が少年を襲うとき、母親の不気味な亡霊が見える。
イランに対する明確な批判となる本作は85年に完成したが、戦争終結の89年まで封印されていたようだ。
中島晋作

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