歩葉戸路素

呪われた毒々魚〜人類滅亡の危機〜の歩葉戸路素のレビュー・感想・評価

5.0
これはある意味凄い掘り出しモノだった…!?

凶暴化した殺人魚バララクーダが人間を襲う序盤のモンスターパニックパート
原因を突き止めるべく謎解きする推理パート
終盤のホシだと思う工場に潜入するサスペンスパート
…の三部構成になっている
目まぐるしくジャンルが変わるので、B級映画界のボヘミアンラプソディだと思ってる

しかしこの映画の一番の見所は何と言っても、ラストの1分ぐらいで起きる衝撃の救いの無さであることは間違いなし!
こんな僅かな光すらない後味の悪さは近年あまり見られないであろう

『少数の正義が敗北し、体制が完全勝利する』
この図式の映画はあまり観たことが無いので(某ブラジル、某カッコー、etc…などは存在するが…)非常に希少価値があるので満点に…
まぁ内容はB級未満の古いクオリティなので期待しすぎてはいけない

しかしラストへの伏線の張り方など話作りは非常に優秀なので脚本家がかなり頑張ったんじゃないだろうか?
歩葉戸路素

歩葉戸路素