カナオ

ラブ・ダイアリーズのカナオのネタバレレビュー・内容・結末

ラブ・ダイアリーズ(2008年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ライアンが始終ショボショボの眉下がりワンコっぽくてかわいい。娘ちゃんにも圧倒されててかわいい。なんだかずっとかわいい。

最初から最後までかわいくて、間違いなく大人のかたちのライアン(30代)で、基本は善良で現実世界に暮らす役柄だったので安心して観られた。最近観てたのがしんどめの役だったり、20代前半の出演作とか、まだティーンじゃない?赤ちゃんじゃない?そんな事させて平気!?というハラハラが先行してたので…(若いからって軽んじてる訳ではなくて、観てる私が年を重ねてそういう視点になっているというだけ)

サクセスストーリーっぽく観られるのかな?と思ってたら、テレビに焼きそばブン投げたり自分の誕生パーティ抜け出して路上に座り込んで深酒する位の荒れっぷりもあって予想外だった。
エイプリルに二度見ならぬ二度ビンタされたところで少し笑ってしまったんだけど、脚本上の演出なのか、一度目のビンタが軽くなり過ぎたのをカバーする為のアドリブだったのか気になる…

遠回りしたけどウィルもエイプリルも収まって良かったね!ハピエン!!という気持ちvs娘のマーヤが良い子すぎて大人の都合の良いキャラになってんのちょっとな〜現実だったら離婚する男親の恋愛遍歴とか聴いてそんな反応にならんよな〜という気持ち。
引っ掛かるところがあると延々気になっちゃうけど、基本は推しの演じる父親と娘の図は大好きなのでご褒美です。寝入っちゃったところに優しく毛布かけてあげるとかおやすみのキスするとか。かわいい!
都合の良いキャラ化されてるなぁとは思いつつ、パパに冷静にズバズバ突っ込んで気持ちを自覚させて、結果カウンセリングでは?みたいになってるマーヤちゃん有能。パパがタジタジになってるところがかわいかった。ありがとう。



以下は私の、配給会社の広報がやっつけ仕事してるのを見てきて嫌な思いしたのが積み重なっての先入観による愚痴。

邦題が。日本ではビデオスルーで手間掛けられなかったんだろうな…恋愛モノはラブつけとけ的な因習で流したな…って邪推しちゃう。日記なんて序盤にちょこっと出ただけで、さほど重要なアイテムでもないのに、原題のDefinitely, Maybeをラブ・ダイアリーズにする安直さが好きじゃない。ウィルが娘に語ってるのを日記に見立てた…っていうのも無理矢理な気がする。でも「君に読む物語」が先に出ちゃってる(ラブダイアリーズ2008年/君に読む物語2004年)中、分かりやすくて内容に沿った邦題つけるのも難しいだろうなとは思う。
でもね〜〜序盤だけ観てラストまでは観ないままで邦題つけたんじゃないかなこれ〜〜〜って疑っちゃうんですよね!
カナオ

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