別居中の妻から離婚届を受け取るウィル・ヘイズ。もう一度過去の恋愛を振り返れば、何かがきっと変わると期待し、ちょっぴりおませな一人娘のマーヤは父親にこう訊ねる。
「お母さんの前に何人彼女がいたの?お母さんとの馴れ初めを教えてよ」
そこからウィルは渋りつつも、3人の女性をめぐる自分の恋愛遍歴を語り出す:大学時代の恋人エミリー、選挙事務所の同僚エイプリル、エミリーの友人でジャーナリスト志望のサマー。
名前はわざと変えて、マーヤに自分の母親を当てさせる。鑑賞者も一緒になって、どれがウィルの妻なんだろうと考える。
「あーこの人がマーヤの母親だったんだ~」と分かっても、映画はそこだけでは終わらない。
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ライアン・レノルズに一時期ハマっていて、この作品をいつか見よう見ようと思い、やっと手に取ってみた。
個人的にはレノルズの『あなたは私の婿になる』とか『チェンジ・アップ』みたいなラブ:コメディ=4:6くらいのラブコメが好き。
それに比べるとこの作品は、ドタバタコメディよりもほっこりとする落ち着いた感じがある。恋愛遍歴もあまりどろどろしていなくて、アビゲイル・ブレズリンも可愛いし、寝る前の1本におすすめしたい。