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メイキング・オブ・ドッグヴィル 〜告白〜/ドッグヴィルの告白のrのレビュー・感想・評価

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本編より苦しかったかもしれない。
本編は最後わりと爽快だったから。

チャックとグレースのシーン、ああいうのの裏側って基本観客には見せられることのないものだと思うんだけど、カットがかかった後のニコールの様子まで撮られてて。正直に言ってしまえば、ニコールああいう類のシーン多いから、見てる私も慣れてしまっていたというか...彼女も常に割り切ってるんだろうなと勝手に思ってたから、その分あの姿がすごく刺さった。(そもそも異常な環境で精神もボロボロで普段とはいろいろ違っただろうし、今回は合意がないもののシーンだったからってのもあるんだろうけど)
ところで、カットがかかった後に隣でああいう会話するのってどうなの?あんなもんなんですか...?
まあ色々断片的ではあるし、カメラが入って「撮られてる」意識も多少あったんじゃないかなってことを考慮すれば、全てをこのドキュメンタリーから判断することはできない気もするけど。

ニコールニコール長々と書きましたが、結局監督も演者もみんなが鬱になりながら作られた鬱映画がドッグヴィルですと。なんかますます好きになった。映画も、ニコールも。みんなすごい。
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