トルーマンバロウズ

驚天動地のトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

驚天動地(2009年製作の映画)
3.0
西暦2008年5月、中国四川省でマグニチュード8を記録する大地震が発生した。
たまたま震源地の近くで演習をしていた人民解放軍のタン隊長はすぐさま被災地に救援活動へ向かうが・・・・。

中国四川省で発生した大地震によって壊滅した町の人々を救出するために奮闘する人民解放軍の活躍を描いた災害パニック要素もある人間ドラマ。
冒頭の大地震によって学校や町などが破壊される描写は合成がチャチいところはあるが特撮とCGはなかなか頑張っておりそれなりの迫力があった。
しかし基本的にパニックシーンはここだけであり、それ以降は人民解放軍による人々の救出をメインにした人間ドラマが最後まで続くという展開のためパニック映画として期待して見るとかなりの肩透かしを食らうと思う。
また解放軍の描写が正直かなりプロパガンダ要素が強く人間ドラマ自体はそれなりに面白いのだが、見る人によっては賛否がかなり分かれると感じた。
特にクライマックスは中国共産党の露骨なプロパガンダ映像といった感じでちょっとびっくりした笑
全体的にパニック映画としてはいまいちな出来だが人間ドラマはそこそこ面白い作品だった。