Kakumoto

サン・ジャックへの道のKakumotoのネタバレレビュー・内容・結末

サン・ジャックへの道(2005年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

フランス好きな仲間と共に鑑賞。

物語の最初は、仲の悪い三兄弟の罵詈雑言で始まる。彼らは訳あって巡礼の旅路に参加し、旅路を共にする。その他のメンバー(合計9人)も、各々が事情を抱えつつ、2ヶ月(位?)の巡礼に参加している。

最初は互いに興味を持てず、息が合わない風。喧嘩もする。だけれども、巡礼の旅は朝から晩まで一緒に居る環境。徐々に心を開き通わせていくって流れは多少ベタかもしれない。でもベタでも良いよ。清々しい気持ちには、きっとなれます。

まず、スペイン国境で長男長女が引き返してくるシーンは「そうでなくっちゃ!」と快哉なり。また、ラスト「ラムジーの受け入れ準備完了!」などの横断幕は、もう涙もの。というか、泣いてたよ、実際(笑)

で、細かなところでの笑いは、作品の中で多々。三兄弟の弟役がオモロイ役。

そして、何と言っても映像美!途中の田舎道の風景には本当に惚れ惚れする。景色だけでも楽しい。私自身がフランスの田舎が大好きであるのも理由だが。。。

時折出てくる場面で、各自の夢はファンタジー。各々の心境が表れているのだけれども、これは好みは分かれそう。アーティスティックなものが楽しめる人と、そうでない人と、かな。私自身の感想としては、少しテンポ良い映画のリズムが乱れたように感じたかなぁ。。

それにしても。

サンジャックの道。
うーん、是非とも歩いてみたい!!
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