「乱れた性生活を送る人間=悪魔憑きと断じたマッド元神父の私刑絵巻」という、ねじれアンチクライストなコンセプトは面白い。
私なんかすぐ殺されるだろうなと思うほか、正義の皮を被りネット上で欲求不満と憂さを晴らすツイフェムあたりとのキャラ類似も感じられる。
しかし本編は観たくもない女体のオンパレード、冒頭のSMショウがちょっと目を惹くぐらいで、殺戮場面すらおざなりな極ヘテロ男視点のソフトコア。
実はユーロトラッシュ推しの先輩から推薦されたうちの1本だったりするのだが…、私にとっては本当に退屈で時間の無駄でしかない。
70年代欧州にこのテのアングラ作品が存在した史実は確認済、何本か観たしもうたくさん、この監督の映画を観るのはやめた。