オランダ人作家の原作有、アメリカでもリチャード・ギア主演で映画化されているらしい。
お涙頂戴家族愛エンタメが好きでたまらぬ韓国人に「家族を守るためなら、何をしてもいいのか」と問題提起する作風、その意味では痛快。
また経歴重視の社会で失われる正義や倫理についても、重く言及している。
冒頭／結末とも非常に暴力的で、後始末の行方も見えず。
国内では興行的に失敗したらしい。
監督はキャリア充分のホ・ジノ。
主演はつまらぬスキャンダルからようやく復帰、ソル・ギョングと初競演のチャン・ドンゴン。
せめて外貨を稼ぐべく、監督共々来日し、ジャパン・プレミアを開催した様子だ。
シネマートで公開かと思いきや、東宝系だったのは意外、さすが元四天王のバリューと言ったところか。
しかし彼が整形を潔しとせず、しかもシャープな体型維持を選んだ結果か、往年の美形が重力に負け始めている、老けた…。
クローズアップが多い撮影ゆえ、かなり目に付く。
