まいこ

エレクション 死の報復のまいこのレビュー・感想・評価

エレクション 死の報復(2006年製作の映画)
3.0
香港闇社会のトップの座をめぐって繰り広げられる熾烈な争いをスリリングに描き、カンヌ国際映画祭コンペティション部門にも出品されたジョニー・トー監督作「エレクション」の続編。

あれから2年が経ち、再び会長選挙の時期がやって来た。長老たちが支持する実業家ジミーは会長の座に興味などなかったが、事業拡大のためには権力が必要だと気づき立候補を決意する。一方、権力の魅力に取り憑かれた現会長ロクは、掟を破ってまで再選を狙おうとしていた。両者の血で血を洗う抗争は、日を追うごとに激化していき……。

(見せかけの)トップで権力を行使するよりもナンバー2で狡猾に立ち回る方が人生楽かもしれない。組織から脱しない限り(脱したとて国がしがらみを作る)、家族という最小な社会を守ることは出来ないなんともまあ皮肉な構造。大は小を兼ねるどころか手が回らない。拷問シーンは直接的な描写は無いがかなり印象に残る。
タンおぢたんとパグ超似てる。
てか、しきたりそっちのけで登場人物各々のエゴが凄くない?それも香港と当局の関係性込みの表現なのかな。
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