エレクション 死の報復の作品情報・感想・評価・動画配信

「エレクション 死の報復」に投稿された感想・評価

あらすじ:支配しようとすれば支配されるぞ。

脅迫と懐柔で専横を極めていた現会長ロクだったが、飼い犬のジミーに牙をむかれ、次期会長選にむけて大量出血の予感が…というお話。

全てを欲して全てを失った男、全てを得たけど欲した自由を失った男、何も手に入らなかったけど自由を得た男、三者三様の黒社会生活を追います。

刺殺、撲殺、そしてミンチ…より静かに、よりエスカレートしたバイオレンスにゲボ不可避。翌朝に持ち越すレベルの胸糞悪さ。

誰かの幸せを踏み台にして幸せになれるはずもなく、「和を以て貴しとなす」の副題が強烈な皮肉に。仁義を通したジェットだけが一服の清涼剤でした。
・前作よりもこっちの方が好きかな。
・ルイス・クーとサイモン・ヤムの渋い二人の対決。
・相変わらず、いろんな殺し方や拷問が出てくる。アイデア満載でエグい。
メッシ

メッシの感想・評価

3.5
ヤクザ組織の会長をめぐる男達の争い。

武器は拳銃ではなく、ナタなどアナログなものばかりなところが変わっていて面白い。

アクション少なめでおじさん達の渋い心理戦が中心だけど、暗めの絵作りと相性が良くてノワールを堪能出来る。

ややあっさり目の幕切れも良いじゃない。
おんぷ

おんぷの感想・評価

3.8
権力にしがみつきたい欲望
権力に支配される絶望

ノワールあるある
スポーツ見ながらスタジアムで悪い話するん憧れる

前回がアレやからサイモン・ヤムの不気味さがしょっぱなからフルスロットル

静の狂気の中に溢れる暴力、権力、欲望
たまらん

ニック・チョンとルイス・クーが同じ画面にいる時の緊張感威圧感カッコ良さ相変わらず
一気に空気が変わる
テーマ曲も二人が出てる時だけ流れてる

音楽だけの肉切りのシーンも最早芸術に近い
精神的も肉体的にもキツイ拷問だ

犬部屋とルイス・クーの影

ルイス・クーもサイコパスが相変わらず似合うし、絶望も似合う

トラック開いたらマチェーテ持って立ってるラム・カートン怖すぎる

ロクにとっては無間地獄の始まりか
うーん、好き

個人的には1の方が好きだな
mz5150

mz5150の感想・評価

3.6
前作がラストへ向けて静寂を守り一瞬に爆発させた作風から、今回はトーらしい立ち位置と構図が戻っていた。不穏な空気が全編を支配バイオレンス描写もドギツイ、前作ラストに爆発したヤムの狂気や彼の野心が混沌を生む、舎弟格のクーが立ち向かい仁義なき内部抗争となる。前回同様ド派手な銃撃戦などはなく地味ながらも拉致監禁や暴力がリアルに静かに描かれた。最初から続編を想定して作られたのがクーとチョン辺りの配役に感じられ成功している。

見直してジエレクションが本作品のパロディーだったのに気づいた。
〜ミニミニ棺桶大作戦〜

1から続けて。連夜のエレクション。出るか当確。Netflixナイス。

あれから2年。時の流れは早い。会長任期切れ。
つーかこのスパンで毎回血の争いやってたら組織に誰も居なくなるから!選挙機能してねえから!皆んな知ってるね。

「やっぱり権力が好き」しがみつきたい男ロク。ことサイモン・ヤムは現会長。杖ホルダー。のワガママ。
対するは、望まない男。冷血顔面ルイス・クー。1と逆転する静と動の構造が見事。
今回も「ご破算の美学」炸裂。誓いも家庭も伝統も全部が全部。

1、2通しで不遇すぎる殺し屋ジェット。レンゲ食わされたりペンキで真っ白なったりデコに瓶投げられたり。ニック・チョンの存在感がイイ。気になってきた。

ところでさ、ルイス・クーがレストランでたどたどしくメニュー読むシーンがあって、なにこれ?と思ったんだけど、香港=広東語と本土=北京語(中国)の違いかーって気づいたからいいものの(合ってるか不明)、さりげなく台詞に入ってるレベルで異なる中国を表現されてしまうと分からんよね。
字幕に頼るしかない。頑張れアンゼたかし!
dune

duneの感想・評価

5.0
予期していたとはいえ前作である程度の信頼と結束を見せた主人公たち一派が凄まじい内戦を展開する今作は、前作のあのラスト以上の悲哀に満ちている。この続編によって僕の中で前作の評価まで上がった。

毎度の事ながらバイオレンス描写のアイデアが本当に無尽蔵。こういう映画が好きで映画を観ているんだと思う。
APACHE

APACHEの感想・評価

4.1
【エレクション 死の報復】感想

Netflixで観賞🎞

ジョニー・トー監督【エレクション】の続編。
あれから2年が経ち、再び会長選挙の時期がやって来た。長老たちが支持する実業家ジミーと、権力の魅力に取り憑かれた現会長ロク。両者の血で血を洗う抗争は、まさに仁義なき戦い。

前作よりもロクの怖さが増し、争いの中でジミーの残酷さが現れ、空回りするジェットの虚しさが切ない。そして、絶妙に流れる民族音楽が世界に引き込んでくれる。

両者の対決は日ごとに激化していき、今回も銃を使わずの暴力シーン&拷問シーンは流石のジョニー・トー監督。
ねこ

ねこの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

因果応報

逃げる息子、追う父、それを追う敵、拉致、暴力、そして別れ道
そんなこと知らないよとでも言うように、二手に分かれる様を淡々と映すロングショット
なんという冷酷非道
ロクの惨めすぎる最期に痺れまくった

ついに爆発したジミーの狂気もいい
違う違うと言いながら隠せない本性
極道の才に長けている彼を最も恐れていたのは、彼自身かもしれない

子を得たジミーは今まさに無間地獄の入り口に立つ
ロクの轍を踏むのかどうか
その後ろ姿に喜びはないように見えた


前作関連のシーンでハラハラし、ラム・カートンやラム・シューを見てはニヤニヤする楽しみもあり
時折出てくる大陸関係者の態度や台詞を、いちいち深読みしてしまいたくなるのは何故だろう
maya

mayaの感想・評価

4.7
1はシンプルに物語の面白さがあるが、2はいよいよ役者が揃ってキャラクター同士のドラマになっている。合わせて最高。
「普通に生きたいだけだったのにボスになっちゃった」系の場合、視聴者側から見て「あっ、この人戻れなくなったな」というポイントがわかる部分が、本人が「気づいたら戻れなくなってた」と悟るラストよりかなり前にあるが、本作はジミーが船で部下を殺害する所。辛そうな顔から平静に戻った以降のルイクーの端正な無表情の凄みよ。あの表情の変化があるだけで、四肢切断を平然とやってのけるジミーの狂気に説得力が出る。カタギぶってるけど彼はもともとちょっとヤバかったよ、みたいな。
ロクの見苦しさとヤバい男感が百点満点。釣りのシーンでは「なんで1でちょっとでも大らかなリーダーだと思っちゃったんだろう」と頭を抱えるくらい怖い。今振り返れば1のあのハッピーなシーンがめちゃくちゃホラーじゃん...。あの表情、見覚えがあると思ったら「アシュラ」のパクソンべですね。絶対ファンジョンミン参考にしたでしょ。
2の推しはトンクンですね。トラックの荷台のシーンかっこ良すぎる。どう考えてもボスにはなる器じゃないけど、同じタイプのディーと比べて、器のデカさと頭の良さがあり、過激派としての凄みが増し増しで、色気がすごい。
ジミーの真っ黒な衣装、当選してはじめて、闇からぬっと現れる様が「真打登場」感の表現として最高でした。ゴッドファーザーのマイケルも闇の中に溶け込んだようなカットが効果的に使われてたけど、本作はそれを意識したんじゃないだろうか。階段から突き落とすシーンはゴッドファーザー3のオペラ座のカットとよく似てるし、ゴッドファーザーシリーズは結構参考にしたんだろうな。
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