森一生の捕物コメディ。柳橋の捕物一家、目明し金兵衛（金語楼）は、居眠りから目が覚めると犯人が分かる。娘（花柳小菊）は投げ縄の名人。その婿（アラカン）は将棋好きで、盤に向かうと動かない。凄いキャラクターだ。芝居の幕が開き「かさね」が始まるが、鎌が本物にすり替わり…。犯人は。オチは、そりゃないよ。

十手持ち一家の各キャラが個性的で実に楽しい。特に、縄投げの名人でもあるヤキモチ焼きの恋女房・喜多川千鶴ネエさんが最高！　シリーズ化すりゃ良かったのに。