完全自己満足でお送りする不定期企画『レビュー0件映画を鑑賞してみた』
これはFilmarks内で未だレビュー投稿のない作品をあえて鑑賞し、レビューを書いてみようじゃないかという、無謀かつ誰得な企画です。
とりあえずのルールとして、Markされていても、レビュー欄が空欄だったり、あったとしても「記録」や「過去鑑賞」のような、レビューとは言い難い内容の書き込みもレビュー無しとみなします。
さて、今回鑑賞した作品は……
『ネバー・トゥ・ヤング』 LDで鑑賞。
1986年 アメリカ アクション 先客2名様
カリフォルニアに住む高校生のランスは体操部のホープ。彼は順風満帆な青春時代を過ごしていたが、ある日、父親が殺されてしまう。犯人はラグナーという名のオネエ。そしてラグナーは謎のヒャッハー軍団を率いてダム汚染を企て、カリフォルニアを破滅に追い込もうとしていた。父の仇を撃つため、そしてカリフォルニアの危機を救うため、ランスは友人の発明オタクのクリフと、ミステリアスなラテン系美女のダンシャの協力を得て、戦いに挑むのだった。
ミュージックビデオ出身のビル・ベットマンの長編映画初監督作品。
世紀末っぽい世界観かと思いきや、普通に高校が機能してるし、何だか統一性がない。
ランスが体操部員という設定が、後に活かされるのかと思いきや、そんなことは全くない。それに、普通の高校生がいとも簡単に銃火器を扱えるのもおかしい。
まあ、それ以前に、ヒャッハー軍団がダムを狙っているのは周知の事実となっているのに、ダムの警備を強化しないのもおかしい。ランスもランスで、ダムが狙われていることをなぜ警察に話さずに、自分たちで解決しようとするのか。いや、そういえばこの世界、そもそも警察が機能しているのか? 一切登場しないけど。
そして最終的に、ものすごい雑な解決方法で締めくくる。
とまあ、疑問点や突っ込みどころの多いアクション映画だった。
因みに、ヴィランのラグナーを演じているのはロックバンド、キッスのメンバーであったジーン・シモンズ。強烈なインパクトを残しています。