ブタブタ

SF核戦争後の未来・スレッズのブタブタのレビュー・感想・評価

5.0
金曜ロードショー(いつの間にか金曜ロードSHOW!から又戻ってた)はジブリとハリーポッターばっかりやってないで八月は毎年『火垂るの墓』『ひろしま』『風が吹くとき』そして本作『SF核戦争後の未来・スレッズ』を四週連続放送して夏休みを謳歌する子供達を恐怖と絶望のドン底に叩き込むべし!
米ソ冷戦の緊張状態が極限迄高まった80年代、世界最終核戦争の恐怖はSF映画の絵空事では決してなかった。
地球を何十回滅ぼせる程の際限のない核開発競争、アメリカにはソ連を「悪の帝国」呼ばわりするレーガン大統領、そしてイギリスには「鉄の女」サッチャー首相が。
レーガンもサッチャーも、もし何処かで核の一発でも発射されたらそれを合図に一斉に東側諸国へ核ミサイルを叩き込む気でいたに違いない。
そしてその報復として西側諸国にも核ミサイルが雨アラレと飛んできたに違いない。
東西陣営の事実上の代理戦争であるフォークランド紛争、イラン・イラク戦争を始めとする中東危機、それらを切っ掛けに全面核戦争の火蓋が切られてもおかしくはなかった。
本作はイギリスBBC製作のテレビ映画である。
もし核戦争が起きイギリスもその攻撃目標となったら?を科学的検証を踏まえて非常にリアルにシュミレートし、ドキュメンタリータッチで描く。
コレを作ったのはやっぱりイギリス何だと思うのは第二次世界大戦に於いて英国は冗談抜きでもう少しで破滅という所まで行っていた、という意識が国民の共通認識としてあるからだと思う。
ドイツ空軍による度重なる空襲。
ロンドン迄飛んでくるV2ロケット。
もしヒトラー率いるナチスが原爆開発に成功していたら?
V4か5あたりの核弾頭搭載ロケットが
(V5はVVと書いて「勝利のヴイヴイロケット✌( 'ω' )✌」とかヒトラーなら名付けそう)
イギリス全土に降り注いでたに違いない。
なのでイギリス国民にとって核戦争の恐怖は絵空事では無いのだ。
唯一の被爆国である日本はどの国よりも率先して核廃絶を主張せねばならぬのに核廃絶要求に署名拒否するという現政権及びアホ(首相等とは呼べん)は一刻も早く退陣させねばならぬ。
現在この未曾有のパンデミックに対して何の対策もせず「自宅療養」という棄民政策によりバタバタと死に行くコロナ感染者の様は見事に『風が吹くとき』と同じ状況である。
サニー千葉ちゃんも死んだ。
よく知らん落語家も死んだ。
そのうち○○元気も死ぬだろう。
かように「ワクチン反対派」等という愚かしい者の愚言にのらず一刻も早くワクチンを皆打つべし。
そしてワクチン接種というコロナに対する最大の医療行為すら遅遅として進められぬ現政権は国家としての機能をもはや持ち合わせてはいない馬鹿者の集団である。
この様な馬鹿者達をいつまでも野放しにしていたら遅かれ早かれ日本は核戦争が始まる前に滅ぶであろう。
選挙に行く事。
以上である。
ブタブタ

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