色々な思惑や各々の気持ちが絡み合っている、奥の深い作品でした。
妖艶な女形芸人を演じた、イジュンギの出世作として有名な作品。
イジュンギが演じたコンギルは、女性よりキレイと評判になったそうです。
暴君として名高い燕山君。
酒、女、コンギルにどんどんはまりまくる。
けど、寂しい気持ちは全く解消しないまま。
途中から王の官服の色が赤色に変わるとともに、王はどんどん狂気を増していくようになっていきます。
ラストシーンに出てくるチャンセンとコンギルの台詞が悲しく切ないかったです。
「生まれ変わったら何になりたい?」
「芸人になりたい!」
チャンセン、コンギルとも同じ問いかけ&同じ返答です。
ただ、芸人として誰にも邪魔されずに生きていきたいと言う気持ちが溢れ出ているようでした。