Kiki

愛と呼ばれるもののKikiのレビュー・感想・評価

愛と呼ばれるもの(1993年製作の映画)
5.0
原題『The Thing Called Love/1993』

カントリー音楽の聖地
テネシー州ナッシュビルを舞台にした物語
日本では劇場未公開作品
リヴァーフェニックス23歳の遺作(同年のDark Bloodは編集作)


亡き父親の遺志でカントリーミュージシャンを夢見て、自由の女神を背にGREYHOUNDでやって来たミランダ(サマンサ・マシス)
オーディションで同じ志を持つジェームズ(リヴァー・フェニックス)と出逢う。
意気投合した男女4人が夢に向かっていく物語

夢に向かってまっしぐらな時期って
眩しいほどエネルギーに満たされ素敵


モーテルをシェアする女の子が
ブレイク前のサンドラ・ブロック♪
コメディエンヌ風、髪型もメイクも愉快(笑)


[ブルーバードカフェ]の音楽に対して真摯で公平に接するルーシーさん「カントリーは正直でなくちゃ 悲しい時は悲しみを歌うの」この映画全体に流れるカントリーミュージック♪が非常に心地良い


病院の屋上で何度も叫ぶ
「Look at music city〜!絶対にお前から逃げないぞ〜!」
…なんともピュア、1993年にタイムスリップした感覚になる。長距離バスも懐かしい〜ベタな青春ラブストーリーのヒリヒリも懐かしい
恋愛に一区切りついた時は涙した後…故郷に帰りたくなる…そんな自分の想い出も懐かしい(笑)


心情を歌詞・メロディーに乗せ
リヴァーが歌声を披露しているのもファンにとっては見どころ♪ですね
十代の頃から変わらぬ独特な雰囲気を持つリヴァーの上目遣いに光る目が魅力…


序盤の台詞や歌詞が、あとあと色んな経験を積み重ね…ミランダの周りに奇跡が起こる
とても素敵なラストシーン
カイル(ダーモット・マローニー)に感情移入する男子も少なくないはず(笑)
エンディング曲がぱあっと明るく それぞれの未来へと続く…
Kiki

Kiki