[荒野の用心棒][夕陽のガンマン]などで世界中をブームに巻き込んだ、イタリアを中心としたヨーロッパ製西部劇【マカロニウエスタン】の最終形態。
興味あります？
私は[手に入るマカロニは買って観ろ！結果は後からついてくる。]という危険な信条を持っているので、目にした瞬間に即購入してしまいます。
作品の存在は以前から知ってましたが…
珍妙奇天烈！おかっぱ頭にちょび髭の[足軽 サクラ]に引きつります。このトンチキなジャポン描写は国辱か宣戦布告か？これでは日本未公開は当然なのです…
それにしても、マカロニ主役級の豪華キャストに目を疑います。
[荒野の1ドル銀貨][南から来た用心棒][怒りの荒野]などなど…マカロニの貴公子
【ジュリアーノ・ジェンマ】！
[荒野の７人][続 夕陽のガンマン 地獄の決斗][荒野の三悪党]などの名優
【イーライ・ウォラック】！
[ガンクレイジー][情け無用のジャンゴ][復讐のガンマン][続 復讐のガンマン〜走れ 男 走れ〜][血斗のジャンゴ][復讐無頼 狼たちの荒野][ガンマン大連合*][Ｊ＆Ｓさすらいの逃亡者*][荒野の処刑][マッキラー]などなど…愉快な演技派、男が惚れる男、気の良い個性的なナイスガイ
【トーマス・ミリアン】‼︎
そして監督はマカロニブームの決定打にして伝説の名作[続 荒野の用心棒]をはじめ[ミネソタ無頼][さすらいのガンマン][リンゴ キッド][黄金の棺][豹/ジャガー][殺しが静かにやって来る][スペシャリスト][上記*]などの巨匠
【セルジオ・コルブッチ】! …の手がけた最後のウエスタンなのです。その後は日本未公開のコメディで活躍されたとか…
正直、観る前から残念だったんですが、名優のイキイキした演技と散りばめられたマカロニネタと切れの効いたギャグ・アクションを見てたら、苦々しさが微笑ましさに変わっていったのです。
作品づくりに向けた真摯な情熱、サービス精神、そこには確かな愛がある。
マカロニウエスタンは元々[面白さ]だけを求めて生まれたジャンル。
変わり続ける娯楽映画の中で、誕生以来50年以上愛されている一つの[特異な形態]だったのですね。
娯楽映画のマエストロ、セルジオ・コルブッチ監督に最敬礼！( -_- )〉
以上です。
