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若者のすべての映画ファンのレビュー・感想・評価

若者のすべて(1960年製作の映画)
4.2
ミラノに越してきたパロンディ一家が南北差別を受けたり次男シモーネの問題行動とそれを許してしまう一家の堕落を描いていく映画
ヴィスコンティ映画らしい序盤から溢れる不穏さがとても印象的
生まれ育った北を離れ都会のミラノに馴染めず終始故郷に帰りたがっていたロッコだからこそどこまでも家族に依存してしまったのかもしれない
3時間弱かけて堕落していく一家を描き唯一反抗してみせた四男チーロとそれを見届けた末弟ルーカのシーンで終わるのは希望を感じさせられた
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