美しい人は無口である。
可愛いらしい人と違い、美しい人はいたって無口なため、美しい人は周りから想像される象徴となる。
でも美しい人も生き物である。
それがなぜだがみんな分からない。美しい人は美しいだけで特別だから、美しいだけで別格扱いを受けるが、美しくてもその内実は常に怯え醜くくさり誰かに恋をしている。美しいだけで中身は変わらないのだ。
この映画のラストに主人公が言う言葉が好き。美しい人が語る美しくない内面が好き。
自分を美しいと知っている人は、自分の美しさは一時的に造られたものだともまた知っている。