ゆず

ベン・ハーのゆずのネタバレレビュー・内容・結末

ベン・ハー(1959年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

無実の罪で奴隷にされ、家族や友人も巻き込まれ、復讐を誓い、巡り合わせと実力でのし上がっていく、っていうプロセスがグラディエーターみたいで面白い。というか、グラディエーターってこれのオマージュだったりするのかしら?自分で選んでたらまず見なかっただろう映画なので、すすめてくれた友達に感謝。これが50年以上前の映画だってんだからすごいな!

意外だったのが、残酷な描写はほとんど出てこなかったこと(人死んでないわけじゃないけどね)。あと、最初は宗教色濃そうでついていけるか心配だったけど、冒頭・終盤以外はベン・ハーの波乱の人生を描いたスペクタクル映画って感じで見やすかった(ただ長い)。キリスト教の賛美も多いけど、ベン・ハー主体で、たまにイエス・キリストとのクロスオーバーが混ざってる感じ。存在は見せても、顔は映さないし、本人が喋るシーンもない。あまり押し付けがましなくてサラっと見れた。奇跡とか起きてはいるけども。

CGなんかないわけで、つまりあの大量のエキストラ、動きがあるシーンって全部人間なわけでしょ…一体どれだけの人員を動員してるんだろうかと。競技場のシーンにも度肝を抜かれた。けが人いっぱい出たんじゃないかと心配になった。一体どうやって撮ったんだろうか…。セットもめちゃくちゃお金かかってそう。背景はマット画なんだろうけど、それにしたって規模デカかったなぁ。
ゆず

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