まめだいふく

アイスクリーム・パーラーのまめだいふくのレビュー・感想・評価

アイスクリーム・パーラー(1985年製作の映画)
3.0
 完全自己満足でお送りする不定期企画『レビュー0件映画を鑑賞してみた』
 これはFilmarks内で未だレビュー投稿のない作品をあえて鑑賞し、レビューを書いてみようじゃないかという、無謀かつ誰得な企画です。

 とりあえずのルールとして、Markされていても、レビュー欄が空欄だったり、あったとしても「記録」や「過去鑑賞」のような、レビューとは言い難い内容の書き込みもレビュー無しとみなします。

 さて、今回鑑賞した作品は……
 『アイスクリーム・パーラー』 LDで鑑賞。
 1985年 オランダ  戦争、ドラマ   先客無し

 時は1941年。ナチスドイツの進行によって揺れ動くアムステルダム。ナチ派と反ナチ派が、常に一触即発の状態にある町中の一角でアイスクリーム店 ‶ココ” を営んでいるユダヤ人のオットー。彼は常連客であるオランダ人女性トルディに密かな想いを寄せていた。
 ゲシュタポが不穏な動きを見せているとの情報が飛び交う中、オットーがベルリンに滞在していた時の友人だったグスタフという男が ‶ココ” を訪れる。二人は再会を喜んだが、グスタフは今やナチスの将校になっていた。そしてグスタフもまた、トルディに惹かれてゆくのであった……。
 ユダヤ人とオランダ人とドイツ人、それぞれを結ぶ友情と愛情。それを戦争が否応なしに引き裂く。

  ‶この映画は実話ではない だが歴史的事実である” と、冒頭に断り書きが。
 あくまでフィクションなので、実話ベースの戦争ドラマと比べるとやはり重みが足りないような気がするけれど、それでも残酷で悲しい物語であり、短い尺ながらも上手くまとまってる感じがした。
 欲を言えば、オットーとグスタフがベルリン時代にどのように友情を築いていったのかを知りたかった。そこの描写が少しでもあれば、より人間ドラマに深みが出たのでは、と思う。

 ヒロインのトルディ役のレネ・ソーテンダイクは、どことなくキャメロン・ディアスっぽい綺麗な女優さんだった。
 余談だけど、 ‶ココ” でオットーの下で働いている店員がハリー・ポッターにそっくり。
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