ベゴっちゃんの作品は次々日本で公開されマシンボーイ歓喜したが、うってかわって近作が全く日本に入ってこないボグちゃんにマシンボーイ涙……スンスン、仕方ないから久々にDVD引っ張りだしてボグちゃんのデビュー作を観たんやが…
いや、まぢ5年ぶりくらいに観たが傑作が過ぎてまた涙よ、スンスンスンスン
ブエノスアイレスを目指すバスで偶然知り合った5人の少女たち、電車に乗り過ごした彼女たちは田舎町のとある家に一晩泊めてもらうことになるぞ、しかしその夜は彼女たちには最悪の夜となるのだった…、って話
いやこれは改めて観てな、まぢマシンボーイ的には本作は「悪魔のいけにえ」に匹敵するスラッシャーホラーの頂きよなぁ!思ったよ、しみじみ
え?一般的知名度が日本ではほぼ無いアルゼンチンのキチガイ映画監督の作品が、ホラーファンや無くても知っているスラッシャー映画の代名詞とも言える「悪魔のいけにえ」と肩を並べるはずが無いやないか?いやいやマシンボーイは本気なんやからね!まぢ今回久々に観たけど観ている間恐怖映画としての完成度とその芸術性に打ち震えたもの、ぺろぺろ
そうな、エンタメとしての面白さやホラーとしての恐怖表現の上手さはもちろんやが、白黒映画特有の濃い陰影や、切り取られた画の美しさ、音楽センス等々含めてやっぱりアート系スラッシャー映画として「悪魔のいけにえ」に追随するんは本作だけやとマシンボーイは思っているよ!
まぁ殺人鬼自体には愛らしいババちゃんに匹敵するほどの圧倒的な魅力は無いが、とはいえガチムチの覆面レスラーみたいなビジュアルの存在感は大したもんやし、ただでさえ視界悪そうなマスクなんに獲物追いかけんのに夢中で、障害物に顔面強打失神KOしてまう愛嬌とかも良い
モノクロながらグロ描写もシッカリしていて、メジャーで金かけて作ってもロクなグロ表現できない作品も多い中、しっかりと人の肉を切り裂く生々しい温度と生臭い匂いが漂っているんが素晴らしく、派手ではないがうひゃぁ…気持ちわりぃ!なれるんが最高
そして後半のストーリー展開の意外さ素晴らしさ!ファイナルガールが巧みに殺人鬼の追撃を交わして逃げるわけだが、殺人鬼も黙って逃がすわけにはいかない!と追いすがる、果たして命懸けの鬼ごっこの行方は?まぢ最後の一瞬まで息もつかせない追撃をラスト巧みなドリフト走行で魅せる技術に、はぁ…ボグちゃん最高やなぁ!つって溜息と共に呆然とエンドロール眺めることとなるんよ
あとな、初見の時のイメージやとボグちゃん映画ってば事が起こり出すまでが長くて退屈やし、そもそも意味がわからへん!って感じだったんやが、おや?今回はマシンボーイってば最初から最後まで瞬き忘れて観ていたし、退屈なシーンがひとつもなかったわぁ、ずっと不穏やし見逃し厳禁
さらに、初期のボグちゃん映画は女子グループが出てくることが多くて、通称AGB(あどりあん・がるしあ・ぼぐりあーの)48と呼ばれているんやけども(たぶん呼んでんのマシンボーイだけ…)、はっきり言ってAGB48は本家に負けじとブスばかり、「36PASOS」のAGB48だけはかわいこちゃん揃いやが、その他の作品のAGB48はおブスちゃんの集まり!って記憶やったんやが…
あれ?なんか記憶の中ほどAGB48がブスじゃなくて、マシンボーイは呆気にとられた、なんなら本家よりも…
いや、もちろんかわいこちゃん期待したらAGB48には呆気にとられるでぇ、でもヒロインは黒島結菜ちゃんの劣化版って感じで、日本でリメイクすんならヒロインは結奈ちゃんやなぁ!ぺろぺろ、つって脳内変換しながら観ていたってばよ!やったー!
しかし、これがデビュー作とか…改めてほんまにボグちゃん天才やし変態やなぁ、なんで日本でボグちゃんの映画がもっと手軽に見れるようにならんのやろか?まぢ映画バイヤーの見る目の問題なんか?まさかボグちゃんほどの天才がスランプでしょーもない映画ばかり撮ってる?
まぁ日本でもPOVホラーの天才白石晃士はもはやオワコンやし…、日本が誇る変態の天才の井口さんまでもテレビドラマばっかり撮ってるっぽいし…ぐふぅ
ボグちゃんと井口昇、早く我々のような変態になりきれない変態羨望組の元へ帰ってきてくれ!白石晃士はオワコン…ゲラゲラ
ちなみに前回鑑賞時より、スコア+0.2やぁ!こりゃあ「36PASOS」も観なあかんくなってきたでぇ!「36PASOS」のAGB48はかわゆいからぺろ!