・あらすじ
ある日、建築技師のマシコフは、「あそこに自分は異星人だという男たちがいる」と困った様子の学生ゲデバンに助けを求められる。異星人など信じられないマシコフが、その男たちが持っていた空間移動装置のボタンを押すと、地球から遠く離れたキン・ザ・ザ星雲のプリュク星へとワープしていた。そこでは何故か地球のマッチが超貴重品で、2人はマッチの価値を利用してなんとか地球へ帰ろうとするのだが……。
面白い！！凄い映画を観ました。
惑星が違うってこういうことか、と感じました。言語体系や、価値の概念、暴力の概念など、根本から違う世界観を作り上げるのがとても上手な作品でした。
スロースタートな展開かと思いきや、全然違って、一気に別世界に引き込まれます。価値も概念も違う惑星で、地球に帰るために奮闘する2人が面白かったです。
とにかくシュールで奇抜で面白いんですよね。独特のワードもクセになるし、ちょっと待てぇボタン置いて観たい作品。
思考が読める人間が出て来る惑星なんですが、思考が読めたら確かに言語は発達の必要がない。意外と芯食ったことやってるのも興味深い。
ホドロフスキー作品とテリー・ギリアム作品を混ぜたようなテイストで、カルト好きには堪らない傑作と言えるでしょう。
これは観ないと、エツィフ2年！
