ヘンダーソン

グローリー・ロードのヘンダーソンのレビュー・感想・評価

グローリー・ロード(2006年製作の映画)
2.3
このストーリーを美談として捉えるのは少々難しい。
チャンスがなかなか得ることが出来ない時代に、黒人達が監督に見出され、結果を出せたのは勿論素晴らしいと思う。

問題は監督だ。
人種に対するイデオロギーというより、単に勝たなければいけない状況に置かれ、自己保身のために黒人を利用しただけに感じられる。要はお金がない状況を打破する為に、安く使える黒人に目をつけたわけだけど、黒人ばかり集めたところが気になるのだ。搾取に感じられてしまうところに今作の稚拙さがあると思う。