ヘンダーソン

キリング・オブ・ケネス・チェンバレンのヘンダーソンのレビュー・感想・評価

2.0
事実ベースなのかもしれないけど、あまりにストーリーがテンプレ過ぎてイマイチ入り込めなかった。
こういった現実があるということを、丁寧に丁寧に描く意義があるのもわかる。しかし、あまりに切迫感を出そうとし過ぎていて、低音を強調した不協和音を使う音楽も頻繁に切り替わるカメラワークも不快。

何しろチェンバレンにあった過去が明かされないから、何故この老人がこんなにも必死で警察を拒むのかもわからないし、そこもしっかり描くべきでは。

人種、貧富などへの差別に対するコンプライアンスがこれだけ整備されてきている中で、これだけ無邪気な行動を取れる人が大勢いることが興味深い。