黄飛鴻、タイへ行くの巻
こんなタイトルだけど74年の作品なので、拳シリーズ的な作品ではない


ストーリーはこの頃のカンフー映画にありがちは復讐モノ
別に復讐モノが悪い訳じゃないんだけれども、本作は博打ばかりやってた洪金寶よ身内がそのせいで自分の店を取られるというもので自業自得感が否めない
更に洪金寶が殺されたらその博打狂いが賭場にガソリンを撒いて放火するというとんでもないことをしでかすので更にストレス
その後彼が殺された時にはスッキリしました笑
黄飛鴻が不正の証人を連れてきても結局その場でバトルになるしで、行き当たりばったり感が否めない
キャラも浅くて、黄飛鴻と洪金寶はまぁ分かるんだけども(お馴染みのキャラだし)カーターウォンやノラミャオはアクション以外の描写が少なさすぎて全然見ていて存在感がなかった
カーターウォンの無茶苦茶な性格も最後まで治らなかったのも残念(ラストバトルで黄飛鴻に殺すな！って言われるのに殺すし。というか殺しまくるし
まぁ僕が見たのは88分ぐらいのテレビ放送版だからカットされてるかもしれないけど……


と、ストーリーは散々なんだけれどもアクションは74年にしてはさすが洪金寶、高クオリティなものに仕上がっている
さらに黄仁植が本作には参戦しており、キレッキレの足技を披露してくれる！流石！
絡み役で林正英や唐偉成がいたりもするのでそんなのを探すのも面白いかも
クワンダッヘンも流石にアクロバットはスタントダブルを使っているものの、年齢を感じさせない素晴らしい棒術を披露していた


アクションを見るならアリかな…？な一本
普通にはオススメはできません笑

TVで鑑賞。
山田宏一氏などの紹介で名のみ知っていた黄飛鴻シリーズの1本、ということで観てみたが、さすがにこの頃は老けが目立っていた。アクション面ではウォン・インシクが圧倒的だったように記憶する