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カラテNINJA/ジムカタのLEEのレビュー・感想・評価

カラテNINJA/ジムカタ(1985年製作の映画)
2.3
ガンカタでもガンフーでもない、最強の格闘技ジムカタを用いて死のゲームに挑む!
そんな一本


第二の燃えよドラゴンを求め続けたロバートクローズ監督作らしく、特殊技能を持った男が単身敵陣に乗り込んで大会に参加しながらミッションを遂行するというお話
李小龍のような武術の達人を呼んだところで燃えよドラゴンの二番煎じにしかならないと思ったのかは分からないが、主演に体操金メダリストであるカートトーマスを据えている
その試み自体は面白いと思うんだけど、そもそも映画として面白くない…
別にアクションシーンが少なくて退屈というわけではなく、ただただ映画としての展開のなさが見ていて辛い
主人公が参加する死のレースはやりようによってはもっとバラエティ豊かで楽しいものにできたと思うが、崖登りやロープ渡りとなんの捻りもないものが多いのがしんどかった(狂人の街は面白かったけど


アクションはジムカタが炸裂!
本作で主人公が使うジムカタとは体操と空手を組み合わせたものらしく、体操選手であるカートトーマスのアクロバティックな技を沢山用いたアクションシーンに仕上がっている
これ自体は新鮮でそこそこは面白いんだけど、あまりにも体操をそのままアクションに落とし込んでいるのでもうちょっと捻っても良かったかもしれない
あと折角リチャードノートン、李元霸、山下タダシが出てるんだからもっとそこのキャストを上手く活かして欲しかった


ロバートクローズの手腕が伺えた一本でした
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