剣客の監督主演によるバイオレンスアクションムービー
想像とは違う方向に展開していった作品だった
妻が旅行に出掛けている間、妻の友人の娘を預かることになった主人公が事件に巻き込まれていく様子を描いた本作
思っていたのと違うってのは映画の方向性で、最初は割とコミカルな感じで進んでいったのでこんなテイストかと思ってみていったら、急に主人公が残酷な一面を見せシリアスな展開になったりとギャップが凄い
ギャップがあること自体は別にいいと思うんだけど、そのギャップが面白さに繋がっていなかったのがよろしくなかった
チャンヒョクはばっちりカッコよかったので、テイストをコミカルかシリアスのどっちかにちゃんと寄せて欲しかったなと感じた
本作の見どころはやはりアクションになるんだけど、クオリティは高い！…けど手放しで褒められはしないかなというのがぶっちゃけた感想
擬似ワンカットだったり色々なことに挑戦してはいるんだけど、繋ぎが雑だったり時間が足りなくてオミットしたんだろうななど見ていて粗は気になるアクションではあった
立ち回り自体はちょっと園村さんらなどの今の邦画アクションチックなテイストは入れながらも、見せ場はしっかりと見せる既存のアクションらしさもあるものに仕上がっていて中々楽しい
そして主人公の宿敵としてリベンジャーの勇姿が懐かしいブルースカーンが登場して暴れ回ってくれるのが嬉しい(金髪は似合ってなかったけど…
いい部分は確かにあるんだけど、見ていて所々気になる部分がある一本ではあった
