キネペン諏訪

光陰的故事のキネペン諏訪のレビュー・感想・評価

光陰的故事(1982年製作の映画)
5.0
エドワードヤンの『希望』のみ鑑賞。

扉の使い方。
登場の写し方。
同アングルの反復。そして差異。
自転車の乗り方。
視線。
光と影。

シーン、カットがわりのディゾルブ。
フェードイン、フェードアウト。
鏡の中で交わる視線。

風に揺れる枝。
点滅するライト。

どれもシンプルなアイデアばかりだが、積み重ねと音楽との合わせ方が抜群に上手い。

役者の「顔」が映った作品だった。