内容は「コスモス」「うまい棒」と同じ駄菓子屋感、諸処ほかの映画まるパクリ。

アンドロイド風ブロンドおかっぱのキャラ、役者同士の演技掛け合いが妙に「プロの仕事っぽい」部分があったり、バランスも悪く面白くも無いが…臭いモノを嗅いでしまう心理と同じかも。

1978年のイタリア映画『リアクター アンドロイド・ウォーズ』を鑑賞しました。単に時間潰しで観たのですが、本当に時間潰しにしかなりませんでした。

宇宙基地から博士と女助手が宇宙人に誘拐されます。しかも、原子炉が臨界間際で、停止させるのは博士しか出来ないことが判明します。

女助手の恋人が博士達の救出に向かいますが、様々な妨害に会います。ようやく救出したと思ったら、実は女助手の正体は敵宇宙人の女王で、味方の宇宙船は乗っ取られてしまい大ピンチ。

でも、味方の宇宙人の知恵と勇気で切り抜けて、最後は宇宙戦闘機同士の大宇宙戦となります。

これが、ちゃんと描けていればそれなりに観られる作品になった可能性もゼロではなかったでしょうが、とにかく吹替えてアメリカに売るためのマカロニSFですからね。やる気のないことこの上ない。

ラストの戦闘シーンなんか、スペース・インベーダー時代のビデオゲームのスピードで空中戦やってますから、時間がかかって仕方ないし、迫力もまったくありません。

この映画のアンドロイドがまたすごいのです。金髪おかっぱで衣裳も金ピカのまるで赤松愛のゴールド版みたいな軍団が登場します。武器は光線銃とライトセーバー、ここまでやれば立派です。

眠くなる宇宙映画。いっそのこと、もっとスターウォーズっぽくして欲しかった...。