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自由を我等にのotomのレビュー・感想・評価

自由を我等に(1931年製作の映画)
5.0
生産物から囚人へ流れる様なカメラワークとピントで切り替わるのっけからして良い。リアル監獄から資本主義監獄への変化も実にスムーズ。で、バチっと男同士のウィンクのただならぬとこを超えた友情の美しさは最後の神風に翻弄される人間達とは比べものにならん。機械に任せて自由を我等にって事で、怠惰で気楽な生活が90年経った未来系な今日に訪れていないのは如何なものか。トーキーとサイレントの良いとこ取りみたいな構成も最高。
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