自由を我等にの作品情報・感想・評価

自由を我等に1931年製作の映画)

A NOUS LA LIBERTE

製作国:

上映時間:86分

ジャンル:

3.7

「自由を我等に」に投稿された感想・評価

初見は、学生時代の高田馬場・ACTミニシアター。
この映画、本日(2018年5月23日)、もんの凄く久しぶりに観た。
何年ぶりとか書くと歳がバレそうなので書きません(笑)

物語は、刑務所が2人部屋になっていて、ある2人組の囚人が一緒に脱獄しようとするが、一人はつかまってしまう。
逃げることができた男は、蓄音機を道端で売るところから始まって、事業を始めて社長になる。このドンドンと偉くなるあたりが非常に上手く描かれている。
一方で、逃げ損なった男はまだ刑務所に居たが、自殺しようとしたら、脱獄できてしまう(笑)

そして、チャップリン『モダンタイムス』と似たような蓄音機工場の流れ作業。
後から脱獄した男は、たまたま工場の流れ作業で働くことになるが、社長と対面して……
という楽しい物語。

人情味あふれる男同士の友情を描いたルネ・クレール監督、見事!
フランス喜劇映画の傑作!
イシ

イシの感想・評価

-
「俺の方が面白く撮れるかも」な影響の受け方だったんかも>モダンタイムス

ルネ・クレール好きだけど、んーこれはいまいちやんなー。社会派より空っぽおちゃらけコメディの方が好き。「夜ごとの美女」とか大好きやった✨
nagashing

nagashingの感想・評価

3.5
『モダン・タイムス』の元ネタではないのかと指摘されている本作だが、あちらよりはるかにアナーキー。脱獄して起業した囚人の工場が監獄そっくりの環境になっちゃうところからしてキレッキレにアイロニカルで笑う。ラストの文明賛歌の突き抜けっぷりもヤバい。しかし、なんといっても獄中で同室だった男ふたりの、なんというか、こう、かなり「お察し」な関係が最高。女房しり目にずーっといちゃついている。(「自由を我等に」ってそういう意味だったのね……)。こいつはチャーリーにはマネできないぜ。
この映画にかぎったことではないが、ルネ・クレールのトーキー初期作はサイレント的な演出のほうがきわだっている。というか音がなくてもほとんど成立してしまう。なんかよくわからんのでとりあえず歌でも歌わせとくかって感じで、新しい技術を前にかなり手さぐりでつくっていたんじゃないかと思う。
LEONkei

LEONkeiの感想・評価

3.0
工場に吸い込まれるように労働者達はタイムカードを押し、流れるベルトコンベアに生気を無くしたように無言で作業に勤しむ。

チャップリンの『モダン・タイムス』と類似するシーンが多々ある、この『自由を我等に』。

チャップリンがパクったかどうかは知らないが、産業革命後の大量生産時代に翻弄される人々を描きたかった思いは同じだろう。

少なくてもルネ・クレールの影響をチャップリンが受けた事は確かだろう。

『モダン・タイムス』の名シーンの1つであるラストシーンは、あまりにも酷似しすぎ。

ただ映画としては『モダン・タイムス』の方がコメディ色を強く出し見やすく、結果的にはルネ・クレールもチャップリンを認めざるをえない状況になる。

そのまま持って来たような悪意をもったパクりは問題だが、優れたモノを敬意を評して再現することは良しとしたい。

そもそも人は必ず何らかの影響を受けて行きており、それが人間形成を作り上げ様々な発言や物作りにも反映する。

完全にゼロから作り上げたモノなど、この世には存在しない..★,
aaaaa

aaaaaの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

À nous, à nous la liberté!と思わず口ずさんでしまう。
刑務所で友人だった2人がかたや1人は脱獄し社長になり、もう1人は刑期を終えて労働者になる。
2人の友情がいいなとおもった。
はじめは工場がどこか刑務所みたいに感じた。最後は機械化され、人々は自由になったのだろうか。今と昔、時代の違いもまた面白い。
Tyga

Tygaの感想・評価

4.0
歌って踊って楽しいトーキー黎明期の作品。

それ故かはわからないが、台詞ではない物の語り方がとにかく上手い。
お金に落ちる数滴の涙で、2人の友情のもどりを表現したところなんかポップでハッピーだ。

最後の終わり方は当時観た人たちや、作り手はどう考えていたのだろうか。
2017年の今となっては、シニカルな終わり方にしか見えないんだけれど。
もんた

もんたの感想・評価

3.8
皮肉と希望が混ざった未来予想図的なシーンが面白かった。ストーリも良きかな。
momo

momoの感想・評価

-

トーキーとサイレントのあいだみたいな映画
工場のシーンのジャック・タチ感

絵はスタイリッシュだけど話はほっこり
再会のあとのディナーの席で2人がいちゃついてるシーンがよかった
モダン・タイムスの100倍面白い。
社長室で握手するシーンの温かさは『巴里祭』に通じる。
トーキー初期の作品だが、随分センスに溢れ、とても優しくいい映画だなぁと思った。
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